米・バイデン政権、オースティン国防長官の更迭を否定
アメリカのオースティン国防長官がバイデン大統領に数日間、報告せずに入院していた問題で、バイデン政権は8日、更迭を否定しました。
アメリカ国防総省は8日、オースティン国防長官が今月1日、激痛を訴えて救急搬送され、集中治療室で治療を受けたことなど、入院の経緯を説明しました。長官は現在も入院中ですが、5日の夜から職務を再開したとしています。アメリカメディアは長官が入院した事実をバイデン大統領に3日間、報告していなかったと報じていて批判の声が上がっています。
こうした中、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は8日、国防総省から入院の報告がなかったことを認めた上で、「長官が職務を続ける以外の予定はない」と述べ、バイデン大統領はオースティン長官を更迭する考えはないと明らかにしました。その上で、「報告のプロセスと手続きを検証し、必要があれば見直していく」としています。