比・ドゥテルテ前大統領 “麻薬対策”の正当性強調「国のためにやるべきことをした」
フィリピンのドゥテルテ前大統領が28日、議会の公聴会に出席し、大統領在任中に行った麻薬犯罪者への強権的な取り締まりについて「国のためにやるべきことをした」と正当性を強調しました。
ドゥテルテ前大統領は大統領在任中、麻薬犯罪の容疑者を殺害することもいとわない強権的な取り締まりを行い、6000人以上が死亡したとされています。
地元メディアによりますとドゥテルテ前大統領は28日、議会の公聴会に出席し、強権的な麻薬取り締まりについて「国のためにやるべきことをした」と正当性を強調しました。
一方で、取り締まりで実際に容疑者を殺害した警察官については、指示をした自分に法的責任があるとのべました。
ドゥテルテ前大統領はICC=国際刑事裁判所の捜査対象となっていて、今後刑事責任を追及されるのかが焦点となります。