ドゥテルテ前大統領、“地盤”ダバオ市長に立候補 フィリピン
フィリピンのドゥテルテ前大統領は7日、地盤である南部のダバオ市長に立候補しました。国政へ再進出するとの臆測もありましたが、年齢を理由に否定しています。
地元メディアなどによりますと、ドゥテルテ前大統領は7日、大統領就任までおよそ20年市長をつとめた南部ダバオ市の市長への立候補を届け出ました。市長選は来年5月に行われます。
息子で現職の市長であるセバスチャン氏も副市長への立候補を届け出るなど、ドゥテルテ一族から合わせて5人が立候補することになります。
ドゥテルテ前大統領は国政へ再進出するとの臆測もありましたが、79歳という年齢を理由にこれを否定しています。
ドゥテルテ前大統領をめぐっては、大統領在任中に麻薬犯罪の容疑者を殺害することもいとわない強権的な取り締まりを行い、6000人を超える死者が出ていて、ICC=国際刑事裁判所の捜査対象となっています。