実現は依然、不透明…カタール首相、イスラエルとハマスの戦闘休止交渉で「よい進展があった」
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イスラエルとハマスの戦闘休止をめぐる交渉について、カタール首相は29日、「よい進展があった」との見方を示しましたが、合意が実現するかは依然として不透明な状況です。
ロイター通信によりますと、イスラエルとハマスの戦闘休止と人質解放をめぐって、交渉の仲介役を務めるカタールのムハンマド首相は29日、イスラエルとアメリカ、エジプト、カタールの4者協議で「よい進展があった」との見方を示しました。
アメリカのNBCニュースは関係者の話として、「4者は人質の段階的な解放に合わせ、戦闘を60日間、休止する案で大筋で合意した」と報じています。
戦闘休止案は近くハマス側に提示されるということですが、ロイター通信は、ハマス側が「人質解放の前にイスラエルがガザ地区から撤退する必要がある」との声明を発表したと報じていて、合意が実現するかは不透明な状況です。
こうした中、イスラエル国防相は29日、ガザ地区との境界付近を訪れ、戦闘は数か月続くとの見通しを示したほか、これまでに「ハマスの戦闘員の4分の1が殺害され、4分の1が負傷した」と主張しました。