プーチン大統領 治安機関に国境地帯の警備強化を指示
ロシアのプーチン大統領は28日、ウクライナとの国境の州などで相次いでいる事件を受け、治安機関に国境地帯の警備を強化するよう指示しました。
プーチン大統領は28日、「国境警備隊の日」にあたってビデオメッセージを発表し、「戦闘地域の近くにある国境を確実にカバーすることは、非常に重要だ」と述べました。
そのうえで「国境をいかなる脅威からも確実に守るよう、あらゆる手段を講じろ」と述べ、国境地帯の警備を強化するよう指示しました。
ウクライナ側からベルゴロド州に武装グループが侵入した事件などが念頭にあるとみられます。
また、プーチン大統領は、ドネツクなど一方的に併合した4州についても警備強化を指示しました。プーチン大統領は、物流などが滞ることのないようにとしていて、混乱が広がらないよう対策を講じる狙いがあるとみられます。