中国・最大手 夜間ゲームに“顔認証”導入
中国のIT大手で、ゲーム業界でも最大手の「テンセント」は、未成年者が夜間にゲームで遊ぶのを防ぐため、顔認証システムを導入したと発表しました。
テンセントのゲーム部門「テンセントゲームズ」は5日、SNSで、「夜間に一定時間以上ゲームをプレイした人に対し、顔認証を求める」と発表しました。顔認証で未成年者と判断されたり、顔認証を拒否したりすると、ゲームを続けることができなくなるということです。
中国当局はオンラインゲームの企業に対し、午後10時から午前8時までの間、未成年者にプレイさせないよう求めるなど規制に乗り出しています。
これまでテンセントは、実名認証による夜間の利用制限を行ってきましたが、未成年者が親などの名前を使ってくぐり抜ける行為が横行していました。
テンセントは顔認証システムを現時点で60種類のゲームに導入しており、今後さらに対象を拡大していく方針です。