保護のウガンダ選手 大使館「帰国を調整」
複数の日本政府関係者によりますと、東京オリンピック合宿先の大阪府泉佐野市から行方が分からなくなり20日、三重県内で保護されたウガンダの選手が「難民申請をしたい」との意向を示していることが分かりました。
ウガンダ選手団のジュリアス・セチトレコ選手は今月16日、宿泊先の泉佐野市のホテルから行方がわからなくなっていましたが、20日、三重県内で見つかり、警察に保護されました。
セチトレコ選手は現在、東京の渋谷警察署に保護されていますが、ウガンダ大使館は早ければ21日にも安全に帰国できるよう調整しているとの声明を出しました。
一方、複数の日本政府関係者によりますとセチトレコ選手が「難民申請をしたい」との意向を示していることが分かりました。
現在、ウガンダ大使館の担当者が自発的に帰国するよう本人を説得しているということですが、正式に難民申請が出された場合、今後、在留資格が切れて不法滞在状態になったとしてもセチトレコ選手をウガンダへ強制送還することは原則、できなくなります。