中国を訪問中のアメリカのシャーマン国務副長官は２６日、王毅外相らと会談する予定です。米中対立が続く中、対話の糸口を見いだすことができるかが焦点です。

２５日、シャーマン国務副長官らが天津の空港に到着した時の様子からは、シャーマン氏を中国側が防護服姿で出迎えている様子がわかります。

シャーマン氏はバイデン政権が初めて中国に派遣した外交当局の高官となりますが、中国側は新型コロナ対策を理由に会談場所を北京ではなく隣接する天津に設定しました。

シャーマン氏は２６日、アメリカを担当する謝鋒外務次官と会談したあと、王毅外相とも会談する予定ですが、米中双方は香港問題など両国の対立点を持ち出す方針を表明しており、厳しいやりとりも予想されます。

一方で、温暖化対策など双方が協力できる点についても話し合うほか、初の対面での首脳会談の開催を探る可能性もあります。