国連事務総長「人道目的の4日間停戦」呼びかけ
国連のグテーレス事務総長は19日、ロシアが軍事侵攻したウクライナで今月21日からの4日間、人道目的の停戦を実現するよう呼びかけました。
国連・グテーレス事務総長「命を救え。流血と破壊を止めろ。対話と平和のための窓を開け」
国連のグテーレス事務総長は19日、ニューヨークの国連本部に非暴力の象徴として設置されている「発射不能の銃」のモニュメントの前で演説しました。
事務総長は、ロシアが軍事侵攻したウクライナで「何十万人もの命が危険にさらされている」として強い危機感を示した上で、今月21日から24日までの4日間、人道目的の停戦を呼びかけました。
停戦が実現した場合、マリウポリなど大きな被害が出ている複数の地域に、民間人の避難や人道支援物資の供給を行うためのスタッフを国連として派遣する用意があるとしています。
現在、ウクライナでは、1200万人以上が人道支援を必要としていて、今後、その数はウクライナに残る人の約4割にあたる1570万人まで増加する見込みだということです。