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ファイザー“3回目接種”で有効性向上

2021年7月29日 6:23

アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスワクチンについて、3回目の追加接種をすることでデルタ株に対する有効性が2回の場合よりも大幅に向上するとのデータを公表しました。

ファイザーは28日、臨床試験を進めている3回目の追加接種について、2回の接種と比べて「デルタ株」に対する抗体が18歳から55歳では5倍に、65歳から85歳では11倍に高まり、有効性が大幅に向上するとのデータを公表しました。

ファイザーは、2回目の接種のあと半年から1年以内に3回目の接種が必要になる可能性が高いとしていて、来月中にも規制当局に追加接種に関する承認申請を行うとしています。

また、ファイザーは4月から6月の決算を発表し、ことしの新型ウイルスワクチンの売上高が、従来の予想を大幅に上回る335億ドル、日本円でおよそ3兆7000億円になるとの見通しを示しました。