WHO ワクチン3回目接種すべきでない
WHO(=世界保健機関)は、新型コロナウイルスワクチンについて、各国に公平に分配される前に、3回目の追加接種を行うべきではないとの認識を示しました。
テドロス事務局長「(3回目の接種には)非常に落胆している。これは全く意味をなさない」
テドロス事務局長は12日、一部の国が、3回目の追加接種用ワクチンを数百万回分発注したことを明らかにし、「優先されるべきは接種を受けていない人だ」などと批判しました。また、ファイザーやモデルナに対し、接種率が高い国への追加接種用のワクチン供給を優先するのではなく、途上国に分配する国際的な枠組み「COVAX」などへ供給するべきだと呼びかけました。
さらに、G20(=主要20か国・地域)に対しても、「グローバルなリーダーシップが欠け、主導できていない。ワクチンの供給量を増やすため、協力できるはずだ」と批判しました。