“マスク”感染状況と接種率考慮を~WHO
アメリカで、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は、原則、マスクの着用を不要とする新たな指針が示されたことについて、WHO(=世界保健機関)は、感染状況とワクチンの接種率を考慮すべきだとの見解を示しました。
感染症専門家(14日 WHO定例会見)「感染症対策としてのマスク着用方針は、状況をみて決めるべきだ」
アメリカでは13日、ワクチン接種を完了した人は、屋内、屋外を問わず原則マスクの着用は必要なく、社会的距離を取る必要もないとする指針が発表されました。
これを受け、WHOの感染症の専門家は14日の会見で、マスク着用を義務化しない決定をする場合は、その地域の感染状況とワクチンの接種率を考慮すべきだとの見解を示しました。
その上で、「リスクに基づいた対策と、状況に応じてマスクを適切に着用することが重要である」と強調しました。