帰国拒否 IOC、数日中に対応決める考え
東京オリンピックに出場したベラルーシ代表の陸上選手が帰国命令を拒否し、保護を求めている問題で、IOC(=国際オリンピック委員会)は選手本人から話を聞いていて、数日中に対応を決める考えです。
ロイター通信によりますと、陸上・ベラルーシ代表のクリスチナ・チマノウスカヤ選手は1日、代表コーチへの不満をSNSで発信し、帰国を命じられましたが、帰国を拒否し、羽田空港で警察に保護を求めました。
警視庁によりますと、チマノウスカヤ選手は亡命を希望していて、安全確保のための警備をしているということです。IOCは組織委員会とともに選手本人から話を聞いていて、数日中に次のステップを決めるため、やりとりを続けるとしています。
一方、組織委員会の橋本会長は「選手が何を求めているのか、政府と国連でしっかり聴取していただくことからなのだと思う」と話し、政府などの対応を見守る考えを示しました。