ベラルーシ選手、成田からポーランドへ出発
東京オリンピックに出場後、帰国命令を拒否して亡命を希望していたベラルーシ代表の陸上選手が、亡命先のポーランドに向けて成田空港から出国しました。
陸上・ベラルーシ代表のクリスチナ・チマノウスカヤ選手は4日午前8時半頃、成田空港に到着しました。報道陣からの問いかけには答えませんでした。
チマノウスカヤ選手は日本滞在中、オリンピック代表コーチの不手際をSNSで発信したことで、強制的に帰国を命じられましたが、「帰国したら何らかの処罰を示唆された」としてこれを拒否し、亡命を希望していました。
チマノウスカヤ選手「今はただヨーロッパに無事にたどり着いて、支援してくれる人たちと会って、どうすればいいか決めたい」
チマノウスカヤ選手の訴えに対しては、ベラルーシの隣国・ポーランドが人道的理由から入国のためのビザを発給していました。選手は4日午前、ポーランドに向け出発し、現地ではベラルーシをすでに出国した夫と合流する予定になっています。