ファーウェイ副会長 最終段階の審理始まる
カナダで拘束された中国の通信機器大手・ファーウェイの副会長の身柄をアメリカに引き渡すかどうかを判断する最終段階の審理が4日、カナダの裁判所で始まりました。
ファーウェイの副会長・孟晩舟被告は、イランに関連する不正な金融取引を行うため、金融機関に虚偽の説明をしたなどとして、2018年12月、アメリカの要請によりカナダで拘束されました。
カナダの裁判所で4日、保釈中の孟被告が出廷し、アメリカへの身柄の引き渡しをめぐる最終段階の審理が始まりました。孟被告の弁護士は、アメリカの証拠に信ぴょう性はないと主張していて、「司法手続きの乱用だ」などと訴えています。
地元メディアによりますと、審理は今月20日まで続く予定で、その後、裁判所が判断を示した上で、最終的には、カナダの法相が決定を下すということです。