韓国政府はソウルを含む首都圏で、最高レベルに引き上げられている感染症対策について、さらに２週間延長することを決めました。

韓国の保健当局が、６日に発表した新型コロナウイルスの１日の新規感染者は１７０４人で、およそ１か月間、１０００人以上の感染確認が続いています。重症患者も増加しているほか、感染力が強いインド由来のデルタ株の感染割合が、直近１週間で６４％まで増えています。

このような状況を受け、政府は７月１２日から、ソウルを含む首都圏に適用されている最も高いレベルの対策を、８月２２日まで延長すると発表しました。延長は２度目で、私的な集まりは、日中は４人まで、午後６時以降は２人までに引き続き制限されます。首都圏以外は、上から２番目のレベルを維持します。

保健当局は、感染拡大の速度は停滞しているとの認識を示しつつ、夏休み明けの「学校再開に向けてはっきりと減少傾向とすることが目標」と説明しています。

ワクチンについては、供給不足から接種率が伸び悩んでいますが、８月２６日からは、１８歳以上の一般市民に接種を拡大し、当初の目標通り、１１月に集団免疫を獲得することを目指しています。