デルタ株 水疱瘡レベル非常に強い感染力か
新型コロナウイルスのデルタ株について、アメリカのCDC(=疾病対策センター)が、「水ぼうそう」と同じレベルの非常に強い感染力を持つとする報告書をまとめたことがわかりました。
CDCがまとめた内部文書では、デルタ株は、1人の感染者が平均5人から9.5人に感染を広げるとしていて、これは水ぼうそうの感染力に匹敵するということです。
1人から2人に広げるとされる通常の風邪や季節性インフルエンザに比べ、デルタ株は非常に強い感染力を持つとしています。
また、ワクチンを接種した場合、重症化するリスクは10分の1に減るものの、感染するリスクは3分の1程度にとどまるということです。
その上で、感染した場合は、ワクチン接種しても、接種していない人と同じ程度のウイルス量を保有することから、感染を広げるリスクが高いとしています。
CDCは、「ウイルスとの戦いが変化したと認識すべき」としていて、ワクチン接種やマスク着用を強く呼びかけています。