アメリカ・カリフォルニア州北部で先月から続く大規模な山火事で、かつて「ゴールドラッシュ」で栄えた街の大半が焼失するなど、大きな被害が及んでいます。

カリフォルニア州では先月から各地で山火事が相次いでいて、州当局によりますと、このうち北部の街・グリーンビルとその周辺では、６日までに焼失面積が東京２３区の約２．８倍にあたる１７万５０００ヘクタールあまりに及んでいます。これは州の歴史上３番目の規模で、これまでに約９０棟の建物が焼失しました。

グリーンビルはかつて金の採掘で人々が押し寄せた「ゴールドラッシュ」で栄えた街で、歴史を物語る建物も焼けたということです。

空気が乾燥していることなどから火の勢いは収まっておらず、当局は、避難命令を出すなど警戒を呼びかけています。