つなぎ予算成立…米政府機関の閉鎖回避へ バイデン大統領はウクライナ支援の予算確保求める
アメリカのバイデン大統領は1日、政府機関閉鎖を回避するためのつなぎ予算成立をうけて演説し、予算に含まれなかったウクライナ支援の予算をすみやかに確保するよう議会に求めました。
バイデン大統領は、11月中旬までのつなぎ予算が成立したことを「不必要な危機が回避された」などと改めて評価しました。
ただ野党・共和党の保守強硬派への配慮からウクライナ支援の予算が盛り込まれなかったため、大統領はすみやかに支援の予算を確保するよう議会に求めました。
バイデン大統領
「投票しよう。同盟国、アメリカの人々、ウクライナの人々に、我々の支援(継続)を期待してよいと保証したい。決して手を引くつもりはない 」
一方、議会では1日、野党・共和党の保守強硬派の議員がつなぎ予算をめぐる対応に反発し、同じ共和党のマッカーシー下院議長の解任動議を提出する考えを示しました。議会がさらに混乱する可能性もあります。