米議会、「つなぎ予算」可決 政府機関の閉鎖回避へ ウクライナ支援の予算盛り込まれず
アメリカ議会では10月から始まる新しい予算案が成立せず、政府機関が閉鎖される恐れが出ていましたが、当面のつなぎ予算が30日、可決されました。
予算審議が難航していたアメリカ議会は30日、11月中旬までのつなぎ予算案を与野党の賛成多数で可決しました。
バイデン大統領の署名を経て成立すれば、懸念されていた政府機関の閉鎖は回避されることになります。
ただ、予算案には野党・共和党の保守強硬派が反対していたウクライナ支援の予算は盛り込まれませんでした。バイデン大統領は声明を出し「ウクライナ支援を中断させるわけにはいかない」と強調し、共和党に対しウクライナ支援の予算を確保するよう求めました。
あるウクライナ政府関係者からは「明らかに良くないシグナルだ」と今後の支援について懸念する声も出ています。