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中国 人口約1300万人の西安市に大規模な移動制限を導入

2022年4月17日 13:31

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ロックダウンなどが相次いでいる中国で新たに、人口約1300万人の西安市で大規模な移動制限が導入されました。

陝西省の西安市は16日から19日まで、市民の移動を制限すると発表しました。

市民らに対しては、市内外の移動を原則禁じると共に、不必要な外出も避けるよう求めています。また、商業施設なども営業停止となりました。

人口約1300万人の西安市では、去年末からことし1月にかけても約1か月、ロックダウンが行われ、医療機関へのアクセスも制限されたことで妊娠中の女性が死産するなど、市民生活に深刻な影響が出ました。

今回は15日までに43人の感染者が確認されたことで、再び制限に踏み切ったということです。

西安市は、今回の措置について「ロックダウンではない」と説明していますが、今後も感染拡大が続けば、より厳しい措置に踏み切る可能性もあります。

厳しいゼロコロナ政策を堅持する中国では、大規模なロックダウンが続く上海市のほか、山西省の省都、太原市、江蘇省の蘇州市などでも移動制限が始まっていて、経済活動への影響を懸念する声も高まっています。