NZで1人“感染経路不明”ロックダウンへ
ニュージーランド政府は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全土でロックダウンを導入すると発表しました。わずか1人の感染経路が不明な患者を受けての措置です。
地元メディアなどによりますと、最大都市オークランドで58歳の男性の感染が確認されました。渡航歴はなく、感染経路は不明で、ウイルスはデルタ株とみられています。
これを受け、ニュージーランド政府は、17日の深夜からオークランドなどで7日間、そのほかの地域で3日間のロックダウンを実施すると発表しました。
買い物や病院への通院などを除き、原則、外出が禁止されます。ニュージーランドではウイルスの感染拡大を封じ込め、今年2月以降、市中感染は確認されていませんでした。
アーダーン首相は会見で、「できるだけ早く、この状況から抜け出すために最善なのは、厳しく対応することだ」と述べ、国民に理解を求めました。