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米軍トップ“早期崩壊の見通しなかった”

2021年8月19日 12:19

イスラム主義勢力タリバンのアフガニスタン制圧について、アメリカ軍のトップは18日、アフガンの政権が短期間で崩壊するとの分析は「誰も目にしていなかった」と明らかにしました。

ミリー統合参謀本部議長
「崩壊の可能性のある時間の幅は幅広く見立てられていて、この11日間でアフガン軍と政権が崩壊する見通しは、誰も目にしていなかった」

ミリー統合参謀本部議長は政権崩壊の時期について、「アメリカ軍の撤退以降、数週間から数か月、数年と幅広かった」と述べ、早期に崩壊するとの見通しは、バイデン政権内になかったと明らかにしました。

首都カブールへのタリバンの進攻や政権の崩壊については、バイデン大統領が、「正直、展開は予想以上に早かった」と見通しの甘さを認めています。

一方、地元メディアは、責任を問われている情報機関が、「早期の崩壊」の可能性も報告していたと主張していると報じるなど、バイデン政権内の混乱も伝えられています。