アフガン 1万8000人超が国外に避難
アフガニスタンでは、イスラム主義勢力タリバンの支配から逃れようと市民が空港に殺到し、混乱が続いていますが、これまでに1万8000人以上が国外に避難したことが分かりました。
これは19日、首都カブールの空港前で撮影された映像で、市民が空港に押し寄せたため、アメリカ軍などが威嚇射撃を行ったものとみられています。
ロイター通信によりますと、タリバンがカブールを制圧した後、欧米各国などは自国民や、協力者のアフガン市民の避難を加速させていて、国外に避難した人は1万8000人以上にのぼるということです。
タリバンは、空港前に集まった市民に対し、渡航のための文書を持っていない場合は立ち去るよう促しているということですが、連日、数千人の市民が押し寄せ、混乱が続いています。
一方、16日には、離陸中の米軍機に多くの市民がしがみつく様子がみられましたが、ロイター通信などによりますと、19歳のサッカーユース代表選手が米軍機から落下して死亡していたということです。
この日は空港の混乱で、少なくとも7人が死亡していました。