米 アフガン人協力者“難民”受け入れへ
アメリカ国務省は2日、アフガニスタンでアメリカ軍の通訳を務めたアフガン人協力者らのうち、国外への脱出を希望する人たちを難民として認定し、受け入れる新たなプログラムを立ち上げたと発表しました。
アメリカ・ブリンケン国務長官「アメリカに協力してきたアフガン人には、(タリバンなどから)報復の危険がある。我々にはこうした人たちへの特別な責任がある」
国務省によりますと、今回の新たなプログラムにより、これまで支援の対象外だったアフガン人数千人が新たに難民認定の対象となり、申請が認められればアメリカへの入国が可能となります。
アメリカ軍のアフガン撤退により、反政府勢力タリバンから軍に協力した元通訳らへの報復が懸念される中、アメリカは国外脱出へ向けた支援を強化していて、先月30日には、元通訳らおよそ200人が、第一陣としてアメリカ南部バージニア州の軍の基地に到着しました。
ブリンケン長官は「引き続きあらゆる方法で支援していく」と強調しています。