シリア 米軍基地近くに複数ロケット弾
中東シリアにあるアメリカ軍の基地近くに複数のロケット弾が着弾したと28日、アメリカ軍の報道官が明らかにしました。前日にアメリカ軍が親イラン民兵組織の施設を空爆したことへの報復の可能性もあります。
アメリカ軍は27日、バイデン大統領の指示でシリアとイラクにある親イラン民兵組織の武器庫など3か所を空爆しました。
バイデン大統領「昨夜、イランの支援を受けた民兵組織の施設を標的に空爆を指示した」
民兵組織が無人機で攻撃してきたとして、バイデン政権発足後、2回目の空爆に踏み切ったものです。
一方、シリアに駐留するアメリカ軍の報道官は28日、シリア東部にある軍の基地近くに複数のロケット弾が着弾したと明らかにしました。負傷者は出ていないとしていますが、前日の空爆に対する民兵組織からの報復の可能性もあり、今後、緊張が高まり攻撃の応酬となるおそれも出ています。