ギリシャ北東部で大規模な山火事が発生し、これまでに18人の死亡が確認されました。亡くなったのは不法移民の可能性もあるとみて、当局が身元の確認を進めています。

ロイター通信によりますと、ギリシャ北東部では今月19日に山火事が発生し、これまでに18人の死亡が確認されたということです。周辺のエブロス地方は中東やアジアからヨーロッパを目指す移民がよく通るルートであることから、消防当局は、亡くなったのは不法に入国した移民の可能性があるとみて、身元の確認を進めています。

近くの港町では、二つの施設からおよそ200人の入院患者が別の病院にフェリーで移送されました。南ヨーロッパは新たな熱波に見舞われていて、一部の地域では気温が40度以上に達し、スペインやイタリア、ポルトガルでも火災が発生しています。