ハワイ山火事から1週間…死者は106人に 強風で“切れた電線が火元”との指摘も
ハワイ・マウイ島の山火事による死者は106人にのぼっていて、さらに増えるとみられます。
大規模な山火事から1週間がたちましたが、現地ではいまだ4600世帯が停電しています。水質の悪化も問題となっているほか、通信状況も悪く、地元当局は1300人と連絡がとれていないとしています。
これまでに106人の死亡が確認されていますが、捜索が終わっていない被災地域も多く、死者数はさらに増えるものとみられます。
山火事の原因は、明らかになってはいませんが、発生当初に撮影された映像では、強風で切れ落ちた電線の周辺から火が広がる場面がおさめられていて、これが火元となった可能性も指摘されています。
撮影したラハイナ住民
「電線が落ちて草に引火した。風に吹かれてあっというまに燃え広がった」
当局は原因究明を進めるとともに、不明者の捜索や被災者の支援を急いでいます。