タリバン報道官「延長は認めない」米を牽制
アメリカのバイデン大統領が今月31日となっているアフガニスタンからの軍の撤退期限を延長する可能性に言及する中、タリバンの報道官がイギリスメディアの取材に対し、「延長は認めない」などとけん制しました。
イギリスの放送局とのインタビューの中で、タリバンの報道官は、今月31日となっているアメリカ軍の撤退期限について、「レッドライン」と表現し、越えてはいけない一線だとして、延長は認めない考えを示しました。
さらに、「もし延長すれば、それは占領の延長だ」として、不信感につながるとも述べました。
また、カブールの空港には、国外脱出を目指す市民らが連日、押し寄せ混乱が続いていますが、ロイター通信によりますと、23日にもアフガン人の警備員らが武装グループに攻撃され銃撃戦となり、アフガン人1人が死亡、3人が負傷したということです。