米同時多発テロ21年 バイデン大統領が国民の団結訴え
アメリカ同時多発テロから11日で21年となり、バイデン大統領は国防総省で行われた追悼式典で、改めて国民の団結を訴えました。
バイデン大統領は、ハイジャック機が突っ込んで184人が亡くなった国防総省での追悼式典に出席し、献花を行いました。
その後の演説では、テロの実行犯らが「アメリカの民主主義そのものを葬り去ろうとした」と指摘し、国民に対し、今後も民主主義を守るために団結するよう呼びかけました。
バイデン大統領「今日は事件を思い出すだけの日ではなく、アメリカ国民一人一人が、国や民主主義の原則に対する献身、決意を新たにする日だ」
また、バイデン大統領は、同時多発テロに深く関与した国際テロ組織「アルカイダ」の指導者ザワヒリ容疑者を今年7月に殺害したことに改めて言及し、テロとの戦いを続けていく決意を強調しました。
一方、8日に亡くなったイギリスのエリザベス女王が、事件直後に「悲しみは愛のために払う対価だ」などとメッセージを寄せたことにも触れ、改めてその死を悼んでいます。