イギリスのチャールズ新国王は9日、ビデオメッセージを公開しました。即位後に自らの言葉で国民に向け語りかけるのは初めてのことです。

チャールズ新国王「私は生涯を通じて、忠誠と尊敬と愛を持って、皆さんに仕えるよう努力する所存であります」「愛するママへ、愛する亡きパパのもとへ最後の旅立ちをするあなたに、ただただ『ありがとう』と言いたいです」

チャールズ新国王が即位後、自らの言葉で国民に語りかけるのはこれが初めてのことです。これに先立ち、チャールズ新国王は、女王が亡くなったスコットランドのバルモラル城からロンドンのバッキンガム宮殿に戻る際、集まった多くの市民と一人一人握手をして言葉を交わすなど、悲しみを分かち合いました。

ロンドンでは9日午後、大規模な追悼の礼拝が行われたほか、女王への弔意を示すため、各地で鐘が鳴り響きました。

バルモラル城に安置されているエリザベス女王の遺体は11日に同じスコットランドのエディンバラの宮殿に移されたのち、来週、ロンドンに戻ると地元メディアは伝えています。

一方、アメリカのバイデン大統領が9日、エリザベス女王の葬儀に参列する意向を明らかにしました。

バイデン大統領「詳しいことはまだ分からないが、 私は参列するつもりだ」

イギリスメディアによりますと、葬儀は、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院で今月19日に執り行われる見通しです。バイデン大統領は、今月18日から20日まで国連総会出席のため、ニューヨークを訪問する予定にしていましたが、日程を大幅に変更することになりそうです。