中露首脳 アフガン情勢で協調強化の方針
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談し、アフガニスタン情勢について協調を強化する方針で一致しました。
中国外務省によりますと、習主席は会談で「中国はアフガン問題の政治的解決のために建設的な役割を果たしている」と述べた上で、「ロシアを含む国際社会と意思疎通や協調を強化したい」と呼びかけたということです。
一方、プーチン大統領はアフガン情勢について、アメリカを念頭に「外部勢力が政治モデルを強引に押しつけることは成功しない」とけん制しました。さらに「ロシアと中国はアフガン情勢において、似た立場と共通の利益を持っている」とした上で、「中国側と緊密に意思疎通し協調していきたい」と述べています。
タリバンとアメリカとの緊張は高まっていますが、中国とロシアは対話する姿勢を崩しておらず、アメリカに対抗してこの地域での影響力を強める狙いもありそうです。