米大統領「攻撃受ける可能性が非常に高い」
アメリカのバイデン大統領は28日、アフガニスタンの首都・カブールの空港周辺で、「今後24時間から36時間の間に攻撃を受ける可能性が非常に高い」とする声明を出し、新たなテロに警戒を強めています。
カブールの空港では、アメリカ軍が31日の完全撤退に向け、退避の支援にあたる兵士らの規模を縮小するとともに、機材の撤収も開始しています。
こうした中、バイデン大統領は声明で、「状況は極めて危険で、空港へのテロの脅威は高い」とした上で、「今後24時間から36時間の間に攻撃を受ける可能性が非常に高い」との分析を軍の司令官から受けた、と明らかにしました。
また、バイデン大統領は、アメリカ兵13人を含む多数の犠牲者を出した自爆テロへの報復として、過激派組織「イスラム国ホラサン州」に向け行った無人機攻撃について、「これが最後ではない」と警告しました。
国防総省は、27日に行った無人機攻撃で、テロの首謀者ら2人を殺害、1人を負傷させたことを明らかにしています。