アフガン無人機“誤爆”報道「脅威あった」
アメリカ国防総省の報道官は13日、アフガニスタンで先月、軍が無人機で行った攻撃が誤爆だった可能性があるとの報道について、「検証している」と判断を避けつつ、「差し迫った脅威があった」と従来の主張を繰り返しました。
アメリカ軍は先月29日、首都・カブールで過激派組織「イスラム国」の地域組織を狙った無人機による攻撃を行い、民間人も巻き込まれ死傷者が出たと発表しました。この際、アメリカ軍は、標的とした車両に「大量の爆発物が積まれ、爆発が起きた」と説明していました。
これについて、ニューヨークタイムズなどアメリカの有力紙は相次いで、「標的となった車両は支援団体で働く男性のもので、水を運ぶポリタンクが積まれていた」などと、民間人への誤爆の可能性があると報じました。
国防総省のカービー報道官は13日、こうした報道について、「検証している」と述べ、誤爆だったのか判断を避けつつ、「差し迫った脅威があった」とこれまでの主張を繰り返しました。
国防総省・カービー報道官「空港への差し迫った脅威を取り除くため空爆が行われた」
カービー報道官は、「可能な限り透明性を確保する」としています。