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“中国批判的”排除可能 香港で新選挙制度

2021年9月19日 17:46

香港で、中国に批判的な民主派の排除を可能にした新たな選挙制度のもとで、行政長官などを選ぶ選挙委員の選挙が行われました。

香港で投票が行われたのは政府トップの行政長官や立法会議員を選ぶ権利を持つ「選挙委員」の選挙で、「愛国者による香港統治」を掲げて新たな選挙制度が導入されてから初めての選挙となります。

「資格審査委員会」によって候補者が“愛国者”かどうかの事前審査が行われたため、中国に批判的な民主派はほとんど立候補できず、定数1500のうち複数の候補者から投票で選出される委員は364人に留まっています。

このため投票前から親中派が圧倒的多数を占めることが確実な情勢で、香港市民の関心は高まっていません。

林鄭月娥行政長官は19日朝、投票所を視察し「愛国者による統治を進める重要な選挙だ」とコメントしています。