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特使、ミャンマー民主派との面会目指す考え

2021年8月8日 4:51

軍による市民への弾圧が続くミャンマー情勢の打開に向け、ASEAN(=東南アジア諸国連合)の特使に任命されたブルネイの閣僚が7日に会見を開き、拘束されているアウン・サン・スー・チー氏ら民主派との面会を目指す考えを示しました。

ASEANは、クーデターが起きたミャンマーで軍と民主派の対話を仲介する特使に、議長国ブルネイのエルワン第2外相を任命しました。

ロイター通信によりますと、エルワン氏は会見で、「全ての当事者との十分な接触の機会が与えられるべきだ」と述べ、軍に拘束されているスー・チー氏ら民主派との面会を目指す考えを示しました。ミャンマーを訪問する日程などは明らかにしませんでした。

軍による市民への弾圧が続くミャンマー情勢をめぐっては、国際社会が有効な手を打てない中、ASEANが果たす役割に期待が高まっています。

ただ、全権を握るミャンマー軍が、特使と民主派の面会を認めるかは不透明です。