菅首相ワシントン到着 クアッド首脳会合へ
菅首相は、アメリカ・オーストラリア・インドとの4か国の枠組み、「クアッド」の首脳会合に出席するため、日本時間の24日早朝、アメリカの首都ワシントンに到着しました。
菅首相は、日本時間の24日午前5時すぎ、ホワイトハウスの近くにあるホテルに到着しました。同じホテルにはインドのモディ首相も宿泊しているということで、両国の関係者が頻繁に出入りする様子も見られます。
菅首相を乗せた政府専用機は、日本時間の24日午前4時半すぎ、ワシントン近郊の空軍基地に着陸しました。その後、ホテルに到着した菅首相は、淡々とした表情で車を降り、ゆったりとした足取りで中に入っていきました。
菅首相はこのあと早速、ホテル内でインドのモディ首相との個別の会談に臨み、現地時間の24日に行われる初の対面形式のクアッド首脳会合に向け、「自由で開かれたインド太平洋の重要性」を2国間で確認するものとみられます。
日米豪印4か国の会合は、アメリカがアフガン撤退後、対中国シフトを強める中、アメリカの強い意向で実現しました。ワクチン供給などの新型コロナ対策、気候変動、先端技術、インフラ投資や人材育成などが議題になり、4か国は成果を共同文書にとりまとめる方向で調整しています。
首脳会合では、「対中国」で最も温度差のあるインドと、どのように足並みをそろえられるかが焦点です。