韓国与党予備選挙 知日派・李洛淵が初勝利
約5か月後に迫った韓国の大統領選挙。与党「共に民主党」の候補者を選ぶ予備選挙で、知日派で知られる李洛淵元首相が、自身の政治基盤とする地域で初めて僅差でトップに立ちました。今後、累計でリードする李在明京畿道知事にどれだけ迫れるかが焦点です。
25日に開票された南西部の光州と全羅南道の党員らの予備選挙で、この地域を政治基盤とする知日派の李洛淵氏が47.1%の票を得て、“対日強硬”姿勢で知られる李在明氏をわずかに上回り、初めてトップに立ちました。
李洛淵氏は「今回の結果は希望の火種だ」と述べ、巻き返しを図る考えです。ただ、累計の得票では李在明氏が20ポイント近く上回って過半数を占め、依然、優勢です。
こうした中、李在明氏をめぐっては、ソウル近郊の市長時代の都市開発事業に関連し、自身に近い人物が多額の利益を得た疑惑を韓国メディアが報じていて、今後、逆風になる可能性もあります。
最終的な候補者は来月10日にも決まる予定です。