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中国当局、「美団」に約590億円の罰金

2021年10月9日 5:40

中国当局は、食品宅配大手の「美団」に対し、独占禁止法違反で日本円でおよそ590億円の罰金を科すことを決めました。

中国の市場監督管理総局は、「美団」が業界における独占的な立場を利用して取引先の店舗などにライバル企業と取引しないよう圧力をかけてきたとして、およそ34億元、日本円でおよそ590億円の罰金を科すことを決めました。

美団は、ネットを通じたデリバリーのサービスなどで急成長、中国メディアによりますと、市場でのシェアは6割以上に達しています。

中国では、美団のほかにも大手IT企業「アリババ」が独占禁止法違反で、およそ3000億円の罰金を科された他、配車アプリ最大手の「ディディ(滴滴出行)」も調査を受けるなど、大手IT企業に対する当局の締め付けが強まっています。