新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、アメリカの規制当局の幹部は、すでに接種が完了したワクチンとは異なる種類のものを用いることを承認する可能性を示唆しました。

ＦＤＡ（＝米食品医薬品局）は１５日、専門家らによる諮問委員会を開き、新型ウイルスワクチンの追加接種について協議を行いました。会議では、すでに接種を完了したワクチンとは異なる種類を追加接種した場合でも高い有効性が示されたとする国立衛生研究所の初期段階の研究データが報告されました。

これについて一部の専門家からは「混乱を招く」との意見も出ました。出席していたＦＤＡの幹部は、「まだ調査や検証をできていない」として投票は見送りましたが、追加接種で異なる種類のワクチンを用いることを承認する可能性を示唆しました。