北“弾道ミサイル”発射実験続ける可能性も
韓国軍は19日午前、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。韓国政府は安全保障の会議を開き、ミサイルの詳細など分析を急いでいます。
韓国軍によりますと、北朝鮮は19日午前10時17分ごろ、東部の新浦一帯から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。日本の海上保安庁によりますとミサイルはすでに落下したとみられ、落下場所などの詳細は確認中だということです。
韓国メディアはことし4月、北朝鮮が新浦の造船所でSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載できる潜水艦の建造を終えたと報じていて、具体的なミサイルの種類が注目されます。
先月には列車を利用したミサイルや「極超音速ミサイル」などを相次いで発射しています。
今月11日には朝鮮労働党の創立76年に合わせ、国防発展展覧会を開催。ICBM=大陸間弾道ミサイルなど様々な兵器を公開しました。
演説した金正恩総書記は、「相応のレベルの自衛力を持たなければ、外部の軍事的脅威に振り回され国や人民を守れない」と強調していて、今後も兵器開発や発射実験を続ける可能性があります。