岸田首相COP26「総力挙げて取り組む」
岸田首相は2日、気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」で演説し、「気候変動問題に総力を挙げる」と訴えました。
岸田首相「気候変動という人類共通の課題に日本は総力を挙げて取り組んでいく」
岸田首相は演説で、途上国の温暖化対策支援として、新たに、今後5年間で最大100億ドルの追加の資金援助を行うと表明しました。
さらにアジア地域の途上国の脱炭素化に向け、火力発電を温室効果ガスの排出を抑えた「ゼロエミッション火力」に転換するため、1億ドル規模の事業を展開すると表明し、演説後、岸田首相は「各国から高い評価を得た」と胸を張りました。
一方、海外メディアからは多くの温室効果ガスを排出する石炭火力発電の削減にさらに積極的に取り組むべきとの声が聞かれました。
BBC記者「テクノロジーが進んでいる日本なのでこうしようと決めたら状況は変わるはず」
2日間にわたった首脳級会合が終わり、4日以降、温室効果ガス削減を加速させるためのより具体的な議論に入ります。