英 3月の消費者物価指数 前年同月比10.1%上昇 インフレ率は依然として10%超続く
イギリスの3月の消費者物価指数が、去年の同じ月と比べて10%を超える上昇となりました。インフレ率は依然として10%超えが続き、およそ40年ぶりの高水準となっています。
イギリスの統計局が19日に発表した3月の消費者物価指数は、前年同月比で10.1%上昇しました。伸び率は2月の10.4%を下回ったものの、7か月連続の10%超えで、アメリカやユーロ圏と比べてもインフレ率は記録的な高水準となっています。
中でも食品や飲料品などが19.1%上昇し、前の月の18.0%より伸びが加速しました。パンや果物など生活に欠かせないものの価格が大きく上がっていて、イギリスでは賃上げを求めるストライキが頻発しています。
先週、若手の医師らが大規模なストライキをおこなったせいで、19万6000件以上の手術や診察がキャンセルされるなど、市民生活に深刻な影響が出ています。