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米中首脳会談 関係安定の重要性などに言及

2021年11月16日 15:12

アメリカのバイデン大統領と、中国の習近平国家主席による初のオンライン首脳会談が行われ、両首脳は、国際的な責任や関係安定の重要性にそろって言及しました。

アメリカ・バイデン大統領「米中の指導者には、両国の競争が衝突に発展しないようにする責任がある。米中の2国間関係は率直に言えば世界全体にも大きな影響を与える」

中国・習近平国家主席「気候変動対応や新型ウイルスを含むグローバルな挑戦には、いずれも健全で安定した米中関係が必要だ」

会談は休憩を挟み3時間あまり行われました。両首脳は、会談冒頭、回線がつながるとお互い笑顔で手を振り、習主席は、「古くからの友人にお目にかかれうれしい」などと呼びかけて、友好ムードも演出しました。

一方でバイデン大統領は、中国の人権や海洋進出の問題に懸念を示したほか、両国の偶発的な衝突への発展を防ぐ、いわゆる「ガードレール」の必要性にも言及しました。

習主席は、両国関係について、「相互に尊重し、平和的に共存し、ウィンウィンでなければならない」と訴えました。

中国国営メディアによりますと、習主席は会談で「台湾の独立を目指すような動きがレッドラインを越えたら、私たちは、断固たる措置を取らざるを得ない」と警告したということです。

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