米中オンライン会談“友好ムード”演出も
アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席による初めてのオンライン会談が日本時間の16日午前に始まり、現在も続いています。
バイデン大統領はホワイトハウスの建物の一室で、北京と回線をつなぐ形で、習主席と会談しています。会談冒頭の映像が入ってきました。両首脳はスクリーン越しに向き合い、バイデン大統領・習主席の順に発言しました。
バイデン大統領「米中の指導者としての責任は、競争が衝突に発展しないようにすることだ。良識ある“ガードレール”が必要だ」
習近平国家主席「(中米両国は)意思疎通と協力を強め、互いに自国内のことをしっかり行うとともに、果たすべき国際的な責任を負わなければならない」
両首脳は、発言前、回線がつながるとお互い笑顔で手を振り、習主席は、「我々は古い友人だ」などと呼びかけ、友好ムードを演出しました。
一方で、会談冒頭から、バイデン大統領が人権や海洋進出の問題にも触れたほか、習主席も気候変動や新型コロナへの対応で協力を呼びかけるなど、幅広い議題で突っ込んだやりとりが行われているものとみられます。会談は数時間行われる見通しです。