ベラルーシとEUが対立か“移民”で緊迫も
ヨーロッパ最後の独裁者とも呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領。この国の西部にあるポーランドとの国境付近に、中東などからベラルーシを経由してヨーロッパ各国に渡ろうとする多くの人たちが集まり、緊張が高まっています。
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ポーランド側は軍1万人以上を派遣し、違法な入国を防ぐため、ベラルーシ側に放水する様子もみられます。一方、移民らも、ポーランド側に向かって石などを投げ込みます。
ポーランドの内務省によりますと、この衝突で、警察官が頭がい骨骨折の疑いで病院に搬送されたということです。
EU(=ヨーロッパ連合)から経済制裁を受けているベラルーシ。EUなどは経済制裁の報復として意図的に移民らをEUに送り込もうとしているとして、非難しています。
ベラルーシ政府によりますと、ルカシェンコ大統領は事態の打開に向け、前向きな姿勢を見せているということですが、EU側は制裁の対象を拡大することを決めていて、先行きは不透明なままです。