中国の人権派弁護士、自宅で“軟禁状態”に
12月10日は国連が定める「世界人権デー」ですが、それを前に、中国の著名な人権派弁護士が自宅で軟禁状態となっていることが分かりました。
中国で活動する著名な人権派弁護士・王全璋さんが北京にある自宅を出ると、4人の黒い服を着た人物が居座っていて、外へ出るのを妨害するということです。何者なのか身分は明かさないといいます。また、9日朝、子どもを学校に送ろうとしたところ、見知らぬ人物らが「代わりに学校まで送る」として、家を出るのを妨害したということです。
12月10日は国連が定める「世界人権デー」で、例年、EU(=ヨーロッパ連合)などが北京の大使館で人権に関する啓発イベントを行っていて、妨害した人物らは発信力のある王全璋さんがイベントに出席するのを警戒しているものとみられます。