中国共産党系・環球時報「中国で琉球を探す」と題した連載動画を開始
中国共産党系の「環球時報」は13日、SNS上で中国国内の「琉球」ゆかりの場所を動画で紹介する連載を始めました。
「中国で琉球を探す」と題した連載動画の初回は、13日に投稿されました。この中では、北京市内の「琉球国墓地」跡地を特集しています。
動画の中で専門家は、この場所について当時の琉球王国の官僚が琉球が明治政府により日本に編入されることに抵抗して当時の清王朝に助けを求めた後、自害して埋葬されたと説明しています。専門家はさらに、「現在、沖縄県は日本政府の管理下にあるが、歴史的には中国と琉球の関係史は中日関係史から独立している」と指摘しました。
また動画では、この場所を今月、訪中した玉城沖縄県知事が訪れたことも紹介しています。
中国の国営メディアなどは先月、習近平国家主席が沖縄県に近い福建省を視察した際に中国と琉球の交流について言及したことも伝えています。
中国と沖縄の結びつきを強調することで、尖閣諸島をめぐり対立する日本政府を揺さぶる狙いがあるとの見方も出ています。