米国務長官電撃訪問 ゼレンスキー氏と会談「新たに970億円相当の兵器を供与」
アメリカのブリンケン国務長官が8日、ウクライナを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領に対して新たに970億円相当の兵器を供与することなどを伝えました。
ブリンケン国務長官は8日、ウクライナの首都・キーウを予告なしに訪問し、ゼレンスキー大統領と会談しました。
この中で、ブリンケン長官は、高機動ロケット砲システム「ハイマース」の追加の弾薬など、新たに970億円相当の兵器を供与することや、ウクライナと周辺18か国に対し、長期的な防衛力強化のために約3200億円の資金援助を行う方針を伝えました。
これに対し、ゼレンスキー大統領は8日夜に公開した動画で、支援に感謝するとともに、「ロシアのテロに対する我が国とヨーロッパ全体の防衛の強さに影響をもたらす」と述べました。
ゼレンスキー大統領はまた、今月に入ってから1000平方キロメートル以上の領土をロシア側から奪還したとして、反転攻勢の成果を強調しました。