アメリカとウクライナの会談受け英メディア「トランプ大統領は気まぐれなのでいつまで続くかは不透明」と懐疑的な見方

アメリカとウクライナの政府高官による会談を受けて、イギリスメディアは、両国の関係が改善したと評価する一方、ロシア側の対応が不透明であるなどとして、早期の停戦には懐疑的な見方を示しています。
イギリスのBBCは、両国が共同声明を出したことを受けて、「ウクライナとアメリカの関係が修復されたことを意味する」と評価しました。
一方で、「プーチン大統領にどのように圧力をかけるのか、合意に持ち込むために何をするつもりなのかは不透明だ」として、「プーチン大統領が、アメリカの"ボール"で遊びたがらないなら、この外交的な突破口はすぐに崩壊するだろう」としています。
その上で、「恒久的な平和の実現には、まだ長い道のりがある」と、早期の停戦合意には懐疑的な見方を示しています。
また、イギリスの「ガーディアン」紙は、会談を受けて、「ウクライナに圧力をかけて和平協定の合意に持ち込むというホワイトハウスの戦略を、明らかに放棄したものだ」とアメリカ側の方針転換であると報じました。
その上で、「外交的な勢いは突如としてウクライナに傾きつつあるが、トランプ大統領は気まぐれなのでこれがいつまで続くかは不透明だ」としています。